最近は目下MicrosoftAzureの利用方法を検証中ですが、業務都合により急遽Android開発環境「AndroidStudio」に切り替えます。
Eclipseプラグインのサポート終了
さて、事の発端はEclipseのAndroidプラグインのサポート終了でした。
うっ……。きっつー……。
長年の間、Androidの開発環境と言えば、それは「Eclipse + Androidプラグイン」でした。
GoogleがそのAndroidプラグインのサポートを辞めてしまうので、間もなくこの環境は過去の遺物と化してしまいます。
その代わりにGoogleが公式開発環境として掲げるのが、この「AndroidStudio」なわけです。
しかしですね、私みたいに「Eclipse以外で開発なんてやったこと無いよ!!(=やりたくねえ)」ってエンジニアは星の数ほどいると思いますよ。
容赦無く切り捨てられてしましました。無念。。。
でも、Googleの気持ちも分からなくは無いですね。
だって、「Eclipse + Androidプラグイン」の構成って確かに動作がイマイチな部分もありましたからね。
- Javaのバッチ開発⇒Eclipseで
- JavaのWebアプリ開発⇒Eclipseで
- JavaのAndroid開発⇒もちろんEclipseで!!
みたいな感じに、「同じJavaだから全部同じEclipseで」っていう発想が限界に来ていたのでしょう。
特にAndroidは独自の仮想マシンを積んだりシミュレータを積んだりと、他の開発と比べても特に異質なものです。
色々と重かったり、互換性やなんやらでデザイナーが表示出来なかったり……。
GoogleがAndroidに限った特化環境を欲したのも無理からぬ話と言えば納得です。
残念ではありますが、他ならぬGoogle様が仰るのだから従うしかありませんね。
ちなみに、それでもEclipseで開発を続けたい人も当然おり、Andmoreという延命プロジェクトが進行中のようです。
往生際が悪いですね……。
面白い試みだとは思いますが、そんなことやってたらそれだけAndroidStudioへの移行が遅れるではありませんか。
今はAndrodid勢は一丸となって技術を推進していかなければならない時なのですから、そんな反乱分子みたいなことはやってないで、そのパワーはAndroidStudioのプラグイン開発にでも使って頂きたいです。
これをお読みの皆さんはくれぐれも「もうちょっとEclipse使えないかな?」なんてセコいことは考えず、さっさとAndroidStudioへと移行し、人柱となって下さい。
そもそもAndroidStudioって何だ?
しかし、私もEclipse人間である都合上、急にAndroidStudioなんて出されても困るのは事実。
ちょっとAndroidStudioの背景を勉強しておきましょう。
調べた所によると、AndroidStudioはココに至るまで概ね以下の歴史を辿っているようです。
- 2013年:発表
- 2014年:ベータ版
- 2015年:公式ツール化
2015年現在では最新鋭の開発環境です。
最新鋭と言えば聞こえは良いですが、要するにそれだけまだまだ発展途上の環境と言い換えることが出来ます。
色々と問題が起きることは目に見えていますが、やるしかありません。頑張って行きましょう。
さて、更に調べて見ると、AndroidStudioはEclipseとは全然別物だということが分かってきます。
AndroidStudioは「IntelliJ IDEA」という別の開発環境をベースにAndroidに最適化した環境とのことです。
IntelliJ IDEA
では、AndroidStudioの元となっているIntelliJ IDEAとは何でしょう?
ZeroTurnaround社の2012年の調査報告によると、世界第二位の人気を誇る開発環境にしてEclipseの第一のライバルです。
- Eclipse:76%(IBM)
- IntelliJ IDEA:28%(JetBrains)
- Netbeans:17%(サンマイクロシステムズ⇒Oracle)
76 + 28 + 17 = 121% って100%超えてるじゃねえか!!って思いますが、きっと複数の開発環境を使い分けているチームもいるということでしょうね。
しかしEclipseが圧倒的第一位であることは間違いありません。
しかし、統計を見ると全体の3割弱はIntelliJを使っているって意味になりますよね。
でもその割にはIntelliJを使ってる現場なんて全く聞いた事が無いぞ。単に私の住む世界が狭いだけでしょうか?
それはですね、特の根拠はありませんが、多分「日本は世界標準よりも圧倒的にEclipseが強い」、これだと思います。
結構あるんですよ。
世界の人気傾向と比べて日本はちょっと独自文化を築いているというパターンが。
きっとIntelliJもこのパターンなんだと思います。
終わりに
と言うわけで、AndroidStudioの正体はIntelliJ IDEAだということが分かりました。
そして日本での普及は低い……。
となると、今後に調べていく上での心構えも足ってくるというものです。
- AndroidStudioのベースはIntelliJ IDEAである。
- AndroidStudioで調べて分からない場合はIntelliJ IDEAで調べる。
- 日本語情報が少ないので英語サイトもバンバン読むべし。
こんなところでしょうか。
次回以降もしばらくはAndroidStudioの勉強を進めていきます。
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