2015年11月16日月曜日

【AzureでSugarCRM】日本語化

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

現在はAzureでSugarCRMを使用可能にしようと画策しています。

英語



英語だ!!

これじゃ全く使い物にならないぞ……。
日本語マニュアルはあるんですけど、肝心のどうやったら日本語に出来るのかが見つからない……。


日本語化プロジェクトは閉鎖してるし。


参ったな、こりゃ。。。
最初から日本語のCRMを導入したいところですが、Azureでやるという制約がある以上、何としてでもSugerCRMじゃなきゃ困るんですよ。

GitHubを探しても無い。

6カ国語しか対応していないのか?
過去には日本語パックがあったはずなんですよ。

Japanese Language Packはどこ行った……。

まあ、結論としてはネットの海から拾ってきました。

  • SugarCE-JLP-6506.zip

日本語化作戦

最新バージョンでは無いようですが、これでもそこそこは日本語化出来るでしょう。
しかし、古いバージョンのパッチを最新バージョンに宛てようとしても出来ませんので、小細工を行います。

まず、展開しているアプリのバージョンを確認。


Aboutのページを見ると「Version 6.5.22 (Build 1055)」となっています。
これがAzureのバージョンのようです。

SugerCRMの最新バージョンは2015年11月現在で7.6ですから、随分と古いですね……。
どうやら2013年頃から止まっている模様。
まあ、タダだし仕方ありませんね。

ともかく、これで展開環境のバージョンが分かりました。
次に、日本語化パッチをゴリ押しで宛てる為の小細工を行います。

「SugarCE-JLP-6506.zip」を解答すると以下ファイルが出てきます。


ここから「manifest.php」を開きます。

そこに「acceptable_sugar_versions」という項目があり、正規表現でそのパッチの対象バージョンを指定出来るようになっています。
これを無理矢理Version 6.5.22書き換え!!


終わりましたら、再びZip圧縮して元に戻して下さい。
これでバージョン変更完了ッ!!

ここまで来たら後は簡単です。
Adminページを開きまして、Module Loaderページへと進む。


その先はファイルアップロード画面ですので、先ほどのZipファイルをアップロードして下さい。


これでパッチ適応完了です。
一回ログアウトしてログイン画面に戻りますと、選択メニューに日本語が選べるようになっています。


そしてログインしますと……。


やった!!
日本語化成功です。

検証

さて、無理矢理過去のバージョンの日本語化パッチを宛ててしまったのでどこかバグっていても不思議ではないのですが、
どうやら九分九厘は正常に日本語化出来ているようですね。

それでももし上手く日本語化出来ていない部分があったら、自分で改修すれば良いでしょう。
日本語化パッチの正体は以下ですから。


単純にラベルを日本語に置換しているだけのようです。
これなら自分でも何とかなりそうです。

終わりに


さて、これでめでたく無事にSugerCRMを使用開始出来そうです。
少し触ってみましたが、ちょっと動作が重い点が気になるものの、それ以外は普通に使って行けそうですね。

最後に、私が上記で改修した日本語化パッチを以下に置いておきますので、
これからAzureでSugerCRMを活用した方がいらっしゃいましたら、ご自由にご利用下さい。


クラウドは積極的に活用していきたいものですね。

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