2016年5月23日月曜日

【JavaでPlayFramwork】バージョン選定⇒2.4.6

お久しぶりです。
株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

業務都合によりPlayFramworkを始めました。

が、実際にアプリ構築に入っていくまでにはまだSTEPがあります……。

要事前調査

PlayFramworkは慣れてしまえば簡単に開発していける……はずですが、全然枯れていないので猪突猛進に開始出来ないのが厄介な所です。
構築前に予備知識を得てから始めることをオススメします。

バージョン選定

PlayFramworkはバージョンが沢山ある上にバージョン毎の違いも大きいです!!
まず2016年5月時点でのリリース状況を見てみましょう。


.X系のバージョンアップだけ見ても以下のような状況です。

  • Play 2.5.3 (activator) Apr 27 2016
  • Play 2.4.6 (activator) Dec 14 2015
  • Play 2.3.10 (activator) Aug 3 2015
  • play-2.2.6.zip Nov 14 2014
  • play-2.1.5.zip Sep 20 2013
  • play-2.0.8.zip Sep 20 2013

ここ数年で2.0⇒2.5まで上がってしまっていますね。
しかも.X.Y系まで見ていると早い時は2週間でバージョンアップしたりします。

つまるところ、今プロジェクトを開始したところで、完成する頃には古くなってしまっているわけですよ。
そりゃライブラリはいつか古くなるものですけど、リリース前から旧式ってのは余り気分が良いものではありませんね。

しかも.X系の間では互換性が無いっぽい。。。
実際に今、2.4.6と2.5.3では違ってますもん。
これらを考慮しますと、私TacyはPlayFramworkを導入する上では.X系の一個前を選ぶことをオススメします。

つまり、2.5.3が最新である現時点では、一個前の世代の最終版である2.4.6を選ぶという意味です。

2016年5月現在、2.5系は情報が殆どありません。これを採用するのは人柱もいいとこ。
でも2.4.6だとまだいくらか情報がありますからね。

新しさと安定性のバランスを踏まえるとこれくらいが良いバランスでしょう。

2.2系からの卒業

このサイトに流れ着いてくる人の中には現在進行形で困惑している人もいるかもしれませんね。

PlayFrameworkは2.2と2.3以降では大きく違います。
そして、ネット上の情報はどうも2.2系が多いんですよ!!

私も自分のPCに入っているのが2.4.6なのに2.2の解説サイトを見てたので全く無駄な労力を費やしました。

何故こんなことになっているのか……。
恐らく、原因はコレ。


掌田 津耶乃氏による、ほぼ唯一と言って良い日本語のPlay Frameworkの参考図書です。
私も購入しましたが、これが2.2系なんですよ。
この参考書が日本PlayFramework界に支配的な影響を及ぼし、結果として情報サイトが2.2に占拠される結果になったとしか思えません。

でも、この参考書は2013年の古い情報ですからね。
この本のうち8割くらいは今でも通用しますが、2割くらいは別機能に差し替わっています。
そして、詰まる所に限ってこういう場所なんです。

PlayFrameworkはタダでさえバージョン毎の違いが目立ちますので、情報を調べる際は常に「この記事はいつのバージョンの話をしているのか?」「自分のバージョンと差異がある部分か?」を最初にチェックする必要があります。
それには公式サイトと照らし合わせて裏を取るしかありません。


幸い公式サイトのドキュメントは充実しており、部分的ですが日本語化もされています。
Strutsみたいな枯れ果てたライブラリと比較すると不足ですが、現状でも何とかやっていけるんじゃないかと思います。

終わりに

このように、PlayFrameworkはまだまだ過渡期にあるフレームワークであると言えるでしょう。

情報サイトが求められている状況ですので、このブログがその一翼を担えるようになれば幸いです。

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