最近はAndroidStudioの検証を進めています。
現在は快適な環境構築を目指してプラグイン探しをしています。
本日はCheckStyleに行ってみましょう。
CheckStyleとは
かなり有名なツールなのでCheckStyleの存在をご存じな方も多いかと思いますが、手短に噛み砕いてご説明しましょう。代表的なコードの静的解析ツールで、つまりJava実装のコーディング規約をリアルタイムでチェックしてくれます。
例えば、実装における一般的な規約として「ローカル変数の頭は小文字で始める」というのがあります。
- String name = "遠藤 太志郎";
しかし、実装に慣れていない人が実装すると、こういった規約まで配慮が行き届かなくてガタガタになってしまうケースがあります。
- String NaMe = "遠藤 太志郎";
こういう時、先輩格のSEが目視でレビューするのは大変ですよね?
そんな時がCheckStyleの出番です。
こういう規約に沿っていない箇所に警告を出し、目視し易いようエディター上に黄色く表示してくれます。
これで作業が随分と楽になります。
効率的な実装作業には欠かせないツールと言えるでしょう。
AndroidStudioにもこのプラグインを入れてみたいと思います。
インストール……失敗
では、インストールしていきましょう。設定画面からCheckStyleを検索します。
え……。沢山出てきたのですが。。。
意味分かりませんが、とりあえずインストールしてみました。
まず、一番上の「CheckStyle-IDEA」って、これ罠だろう!!
プロジェクトを読み込めません : com.intellij.ide.plugins.PluginManager$StartupAbortedException: com.intellij.diagnostic.PluginException: org/infernus/idea/checkstyle/CheckStylePlugin : Unsupported major.minor version 52.0 [Plugin: CheckStyle-IDEA] [Plugin: CheckStyle-IDEA]
起動しなくなりましたわ。
起動しなくなったのでアンインストール画面も起動出来ねえし……。
こうなったら強制削除しかありませんね。
うっかり入れてしまった人は以下フォルダの該当フォルダを手動削除してください。
- ユーザホーム\.AndroidStudio1.5\config\plugins
よく見ると画面に「INSPECTION(評価版)」って書いてありますね。
ログの「Unsupported major.minor version 52.0」ってのは、実行JREのバージョンが古かったりする時に見るエラーログなんですが、環境変数見直したりJREを再インストールしなおしても結局直りませんでした。
もしかしたらAndroidStudioの本家である「IntelliJ IDEA」なら普通に動くのかも。だとしれば、もしかしたらプラグインも最新版ではなく少し古いバージョンなら動く……。
など考えましたが、結論としてはもう一つのプラグインを使うことにしましたので調査打ち切り。
デバッガーの人なら何か手があるのかもしれませんが、初心者は寄りつかない方が賢明でしょう。
インストール
仕切り直していきましょう。QAPlugというプラグインの方が正解です。
QAPlugとは、日本語情報が全くありませんが、どうやらIntellij IDEAのプラグインのうち、コード解析を中心に活動しているプロジェクトのようです。
CheckStyle以外にもプラグインを提供しています。
他のプラグインは後日記事にしますので、今回はCheckStyleのみ。
QAPlugは
- 本体プラグイン:QAPlug
- 拡張プラグイン:QAPlug - CheckStyle
この二段構えになっていますので、両方インストールして下さい。
設定とカスタマイズ
インストールすると、「設定 ⇒ Other Setting ⇒ QAPlug」が出現しています。デフォルトでもある程度設定されていますが、Coding Rulesから設定をカスタマイズしていきましょう。
この画面の「+」ボタンを押すとこのような画面が出てきます。
このようにEclipseで作成した設定ファイルをこちらにインポートすることも出来るわけですね。
Eclipseで使っていた設定ファイルをこっちに持ってこれるので楽チンです。
実行
では、登録したCheckStyleの設定でソースを走査してみましょう。これがまた分かり辛いんですが、右クリックなどで「分析」などを探して、そこから「Analyze Code」を実行すれば良いです。
AndroidStudioにはCheckStyle以外の分析機能も備わっていますから「CheckStyleで分析」とか書いていてくれないとどれがどれやら分からねえ……。
次の画面ではどの設定でチェックするか選択出来ますので、先ほど自分で作成した設定でチェック実行。
コンソール画面にチェック結果が出てきました。
後は警告が無くなるまでこれを繰り返して綺麗なソースを作るだけですね。
終わりに
やっぱりEclipseとは相当使い勝手が違いますね。慣れるまでは時間をかけて使っていく必要がありそうです。
引き続きプラグイン探しを行います。
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