2015年7月8日水曜日

【Azure】ソリューションチェック2

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

現在はMicrosoft Azureについて連載中です。
始めたばかりですので、今は導入部分を調査中です。

Web Appsを選択


Microsoft Azureは非常に高機能なサービスですが、前回の記事にて、一際Azureが推している六大機能についてザッと概要をさらってみました。

次はその中の機能を掘り下げていきたいと思います。

私が狙いを定めているのは「Web Apps」でして、Azureの中でも一番の代表機能。
SaaSを提供してくれるサービスです。

これについて調査をしていきます。


Web Appsの中身

では、下記URLに進んで、Web Appsの概要をチェックしてみましょう。


言語

Web Appで使用出来る言語は、今のところは以下の模様。

  • .NET
  • Java
  • PHP
  • Node.js
  • Python
  • C#
  • Ruby

ふむ。Javaエンジニアたる私としてはJavaがあれば事足りますが、それ以外にも色々あるようですね。
「Microsoftなんだから.NETなんじゃないの?」というイメージを持っておられる方もいるようですが、別にそんなことはありません。

ここで一つ困ってしまうのは、上記のページにはRubyについて全く何も載っていないのですけど、実際にはあるんです。



公式の説明サイトの更新が遅れている?
もしくは手抜き?

困りますねぇ。

まあ、GAEの調査をしている時もそんな感じでしたが。

クラウド関連って、公式にドキュメントが揃っていることを期待してしまいガチですけど、実際はそうじゃない方が主流な気がします。
自分で情報を追えない人は置いてきぼりにされるシビアな世界なのかもしれません。

DB

選択可能なDBは以下2つ。

  • SQL Database
  • My SQL

基本的にはMicrosoftの誇るデータベース「SQL Server」のクラウド版「SQL Dasabase」を選択するのが良さそうな感じですね。
せっかくのクラウドなんですから、クラウドを生かしていきましょう。

元々がLAMPP構成なアプリを移植したいなど、どうしてもという都合がある場合は「My SQL」という選択肢もあるようです。

私はDatabaseの中ではPostgresが好きなのですが、Postgresは使えません。残念です。

スケールアウト

クラウドの目玉は、負荷が高まった時にスケールアウトして処理性能を向上させることが出来る点でしょう。

しかし、そのスケールアウトには二つのやり方があります。「手動」と「自動」です。

手動というのは、その名の通り「このサイトはインスタンスを2コ立ち上げておく」「サイトの人気が出たから3コに増やす」と、管理者が任意で規模を指定するやり方です。
管理者が油断している隙にアクセスが急増するとサイトがダウンするのが欠点です。

対して自動というのは、アクセスが増えると勝手にインスタンス数も追加されるというやり方です。
管理者が何もしなくても自動で増減してくれるので落ちる心配はありませんが、急にアクセスが増えて高額使用料を請求される恐れがあるのが欠点でしょうか。

さて、Azureはと言いますと、どうやら今は両方提供してくれているようです。(昔は手動だけだった模様)

やっぱりクラウド基盤は落ちないのが売り物ですから、私は自動機能を使わせて頂きたいですね。

Gitコミット

最近はこのやり方が増えていますね。

モジュールをリリースする場合、従来のやり方だとモジュールを手動でサーバ上において、更にAPPサーバを再起動するなどの作業が必要です。
その際にオペレーションミスがあってサイトがダウンしてしまうとか、バグがあって急遽切り戻さなきゃいけないとか、そういうブルーな事態は結構あるものです。

しかし、AzureはGitに対応しています。
GitでPushしてあげれば、その瞬間にリリース完了。
逆に切り戻したい場合は履歴を戻って選択すればOK。

非常に合理的な管理が出来るわけです。

オマケ:WordPressパック

さて、私はこれから自分でサンプルアプリを作るつもりですが、上記の情報で一先ず開発に着手出来そうです。

なので私は使用しませんが、オマケで次の話も記述したいと思います。

Azureは「WordPress」に対応しています。
最初からオススメ標準セットという形で、WordPressやその他いくつかのパッケージが入った状態で準備されておりまして、クリック一発でそれらがセットアップされた状態から開発に着手出来るわけです。




このように、「自分で一から作っていく」のではなく「可能な限りAzureが用意してくれている機能を活用する形で開発する」という発想を持つことが、Azureを有効活用するポイントと言えるでしょう。

終わりに


以上で事前調査は終了としまして、次からは実際にWebアプリの起動に入っていきたいと思います。

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